大塩温泉はラジウムを多く含む温泉で、傷病に対する効果が高いことから、
温泉愛好家からも人気の温泉です。

戦国時代には、川中島の合戦で傷ついた武田軍の将兵を癒したことにより、
「武田信玄の隠し湯」と呼ばれています。

また、傷病の効果が認められ、戦時中は「東京品川陸軍病院分院」として
傷病兵の治療に開放されるなど、その効能は歴史により証明されていると言えます。

近年は、昭和31年6月15日に厚生省告示第152号により、
丸子温泉郷のひとつとして国民保養温泉地の指定を受け、
ラジウムを含む泉質を求め訪れる湯治客が少なくありません。

しかしながら、大塩温泉の宿は「川代館」を含む、「喜久屋旅館」「対富館」が
2010年時点ですでに廃業し、2017年現在、営業している宿は「湯元旭館」1軒のみ
となっています。

「川代館」は廃墟と化しており、一部の廃墟マニアに人気のようです。

とはいえ、温泉宿「湯元旭館」と、近くに共同浴場の「大塩温泉共同浴場」が
営業しているので、訪れてみてはいかがでしょうか？

【湯元旭館】
住所：長野県上田市西内大塩769−2
TEL：0268-45-3355／090-1108-6157
FAX：0268-44-2527
1泊2食：税別7000円
素泊まり：1人税別4000円／2人以上は税別3800円
泉質：単純温泉（弱アルカリ性低張性温泉）
※立ち寄りのみ不可
※1月～3月の彼岸明けまで冬季休業

【大塩温泉共同浴場】
住所：長野県上田市西内150
TEL：0268-42-1048
利用料金：大人200円／小人100円
開館時間：14時〜21時
休館日：毎月15日、30日
効能：リウマチ、神経痛、腰痛、五十肩、胃腸機能の低下、軽症高血圧、軽い高コレステロール症、自律神経不安定症、運動麻痺、痔疾など

基本情報

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