ラジウム温泉とラドン温泉(トロン温泉)は、どちらも放射能温泉と呼ばれるものです。
では、ラジウム温泉とラドン温泉の違いとは?
簡単にいうと、
・ラジウムは個体
・ラドンは気体
という違いがあります。
ラジウム温泉とは?
ラジウムの鉱石(ラジウムを含んだ石)から、成分がお湯に溶け出したものが「ラジウム温泉」になります。
ラドン温泉とは?
ラジウムの鉱石(ラジウムを含んだ石:ラドン222)が気体(ガス)になると、ラドンになります。
この気体になったラドンが水に溶けている温泉が「ラドン温泉」になります。
トロン温泉とは?
ラジウムの鉱石(ラジウムを含んだ石:トロン220)が気体(ガス)になると、トロンになります。
この気体になったトロンが水に溶けている温泉が「トロン温泉」になります。
ラジウム温泉とラドン温泉とトロン温泉の効果は違うの?
結論からいうと、大きな効果・効能の違いはないと考えられます。
ラジウム温泉とはラドン元素とトロン元素を一定量以上含む温泉です。
つまり、ラジウム温泉と呼ばれている温泉であっても、ラドン温泉やトロン温泉がありますので、その点からも、やはり違いはないと考えられます。
ラドン温泉とトロン温泉については、気体(ガス)が発生しているので、温泉の浴室内にラドンやトロンが空気中に含まれています。
ラドンやトロンを吸うだけで、体内に取り込まれ血液に溶け込みます。
これにより、強力なイオン作用(生体活性作用)で血液や細胞に働きかけ、新陳代謝(老廃物質の代謝作用)を促進しますので、ラドン温泉やトロン温泉とうたっている温泉の方が、成分が水に溶けているだけでなく、空気中にも成分を含む空気がある分、効果・効能が期待できる可能性があるかもしれません。